青本を抜本的に改めないと…
2025年は昨年と異なり平穏な滑り出し。ウクライナやガザの戦争、侵略を早く終わりにと願っていたら、大船渡での山林大火災。津波の来ない山へ新築移転した方の家が全焼。能登と同じ二重被災、神仏は居ないのか、寝ぼけているのか?オーストラリアやロサンゼルスの火事を他人事の様に見ていた自分が恥ずかしい。火事は岡山、今治、宮崎と山林が国土の殆どのこの国は、災害大国としてもうひとつの危険を温暖化で、消防も空からに切り替える必要を痛感。そんな中、お天気番組で「春の5K」というのがあった。丁度当地周辺に雷注意報が出ていたので、雷、花粉、黄砂、温暖差、乾燥でピンポン確信していたらブブー。強風が正解と。翌日、強風での東北新幹線の不通8時間で納得。ボート部時代、朝日レガッタの練習中、比良八講の祈り空しく、比良の荒で乗艇中止もよくあったのを思い出した。
本題に入る。昨年の診療報酬などのトリプル改訂はインフレを全く考慮しない予想以上のダウンと判明。4〜6月の3ヶ月のシミュレーション以上であった。流石に入院時食事療養費は1食30円アップでは大赤字なので、20円の期中改定、恒例になった薬価ダウンも期中改定。しかし入院基本料だけは日銀の金利と同じくUPしない!?(泣)令和5年度国立大学42病院のうち約8割の32病院が赤字。大学の運営費交付金が減る中、稼ぎ頭の長男的役割が赤字ではノーベル賞どころではない。医学部職員は教育、研究そっちのけで、一人でも多くの患者さんの手術や検査をして天手古舞状態なのに大赤字。救急医療ナンバーワンを15年間も続けている神戸中央市民病院も火の車。つまり生命に関わる医療はやると損、カテーテル、高額薬剤、残業、光熱水費、消費税、皆持ち出し。慢性期と精神科、外来診療など費用のかからない部門で一息付くしかないのである。国公立・公的は軒並み恩恵に預からないので…。手術などは私が中医協委員の折、USAのサージョンに青本(診療点数早見表)を見せたら「Oh crazy you are foolish」と。この本は狂っている。お前は阿呆だと。薬価差中心の内科診療所中心の日本医師会との協奏で出来たのを未だに使っていたのだと、その時理解した。しかし私の発信力も弱く、当時これを打破すべく創設した日本病院団体協議会(7病協から15病協)も力不足で改善せず、今日の惨状を招いてしまった。オールドメディアはスポンサー忖度。癌患者を見捨て高額療養費に手を出し、企業献金の湿布薬は温存。政策を決めるのはやはり金か?これではSNSかYouTubeに頼るしかないのでは!?